2014年5月16日金曜日

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

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他のクトゥルフ関連作品、TRPGリプレイなどをみて、クトゥルフのSF的、哲学的ホラー描写に興味が湧いたので原作に手を出してみた。原作は文章は回りくどく読みにくいし、面白さもさほど感じなかったというのが私の正直な感想だ。収録されている話の中では「闇に囁きもの」が一番興味をそそられたが、真実がはっきりと解明されない終わり方で不完全燃焼を感じてしまった。要するに基本はホラー作品であって、だからこそ真実を明らかにせずに終わらせて恐怖心を煽らせるという手法なのだろう。私のニーズと食い違っていたということだ。