終わってみたらSFでもそして百合でもなく、少女二人の友情物語だった。仮に百合に発展するとしたらこの先の話だろう。でもおそらく、彼女らはこの百合のような関係は仮初めであることに気が付いて、そして一生仲の良い親友として関係を築いていくに違いない。
SF要素に関してはただの話を展開させるために用意された舞台装置でしかなかった。これならもっと現実味のある、例えばちょっとした非行行為に落としこむぐらいでよかったと思う。平凡な作品にならぬようあえてSFを使ったのだろうが、扱いが雑すぎてSF好きとしては悲しくなった。
