2013年2月15日金曜日
新世界より(中) (講談社文庫)
相変わらず惹き込まれる文章で、苦も無く黙々と読み続けられます。ストーリーは起承ときて、転に差し掛かったといったところでしょうか。情報は十分に出揃ったと思うので、あとはこれをどう組み立てるのか。ここからどんな大きな事件が起きて、どう収束させるのか。上巻が楽しみです。/ただ、正直、話にちょくちょく入る性的描写は必要性を疑う。あの社会の異常性の一つを表現したかったのだろうが、その他の部分で十分すぎるほど異常性を認識できるので、性的描写には話に水を差されたような不快感しか感じなかった。
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