アニメ版は途中で見るのをやめた。しかし、原作を読んでいた知人は「原作はとても良い。」と言い、アニメを後半まで見ている知人は「ここにきて面白くなってきた。」と言った。すなわち、原作は出来が良いのだろうと判断し、本書を読むに至る。大きな違いは、原作は最初からしっかりとSFとして描かれているところだ。これにより、作品の見え方が180度変わった。まだ話が完結していないので、最終的な評価はできないが、上巻の488ページを一気に読み切ってしまえるほどの魅力があったことには間違いはない。今後の展開に期待する。
