小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~ (講談社キャラクター文庫)

仮面ライダー小説のバイブルと呼ばれるのも納得の出来。Wはテレビ版もなかなか良い出来だったが、この小説でより深く世界を感じることができた。想定外に良かったのは良い塩梅のミステリー。ミステリー過ぎず、非現実的すぎず、いい落としどころだと感じた。最後にピースがすべてはまった時にすっきりと受け止められた。また、テレビ版最終回への伏線が（後出しジャンケンとは言え）張られているのもグッと来た。ライダーファンは必読と言ってもいいだろう。