2014年11月25日火曜日
鬼哭街―鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫)
初めに女性が狂い、親友が狂い、そして自分が狂った。誰か一人でもまともな思考をできれば、この惨劇は避けられたかもしれないが、惨劇を避けたその未来にはバッドエンドしか待ち構えていなかったであろうこともまた事実。たしかに惨劇ではあったが、決して悲劇ではなかった。救いもない命もあったが、救われた魂も確かに存在するのだから。
虚淵特有のハッピーエンド。良いと思います。ただ、あとがきにも言及されていましたが、やはり真のハッピーエンドは原作の歌によって〆られるのでしょうね。
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